公衆電話でダイヤルしてからの発信音が長く感じる。相手が出た瞬間、 ドキドキした気持ちは最高潮に。そして、いつのまにか熱っぽく語って くれる空への夢がだんだん自分と重なってくる．．． １本の電話から始まった、インストラクターや仲間たち、ハンググライ ダーとの出会い。 あれから随分たちましたが『空を飛ぶ』というだれもがあこがれる 夢は、まだまだ少数のマニアによる特殊なスポーツと見られがちであると 感じております。 そんな中で、『空を飛びたい』という夢を夢のまま終わらせずに、現実と したい方々の情報提供を目的として、このハンドブックを作成いたしました。 なお執筆に際しては、極力客観的な記述に努めておりますが、筆者の体験 や情報収集に基づいて執筆いたしております関係上、誤りや手前味噌的な 内容が見受けられましたら、お叱りのメールを頂ければ幸いです。 最後に日々のフライト活動やこのハンドブック作成のにご協力いただきました、 筆者が最も尊敬する「外村 仁克」インストラクターやクラブメンバーの方々に 深く感謝いたします。


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初版 1999 年 04 月 25 日

筆者の紹介

山本 一樹（やまもと かずき）大阪府大東市の生れ。 子供の頃から、いわゆるメカいじりが好きで、 のこぎりやドライバー片手に、壊したり作ったりすることが楽しみ。 社会人になってからは、コンピュータ系の会社に勤め、 ２５才頃から、スキー、ヨット、ハンググライダー、パラグライダー、 ４級船舶取得、リバーラフティング、スキューバダイビングなど、 アウトドアスポーツに目覚めるが、現在も続いているのは、スキーと ハンググライダーのみ。